- 高圧ガスの定義は4つ
- 使用時、または35度の圧力が1.0MPa/0.2MPaの圧縮/液化ガス
- アセチレンは例外で15度の圧力が0.2MPa以上
高圧ガスの定義は以下の4つになります。
<高圧ガスの定義>
- 使用時、または35度の時の圧力が1MPaの圧縮ガス
- 使用時、または35度の時の圧力が0.2MPaの液化ガス
- 使用時、または15度の時の圧力が0.2MPaのアセチレンガス
- 液化シアン化水素、液化ブロムメチルなど政令で定めるもの
この4つの定義を理解した上で問題を解くと、高圧ガス試験でどのような形でひっかけているのかをより深く理解することができます。
一部問題では理想気体の状態方程式についても理解する必要がありますので、そちらが不安な方はこちらの記事も読むようにしてください。
今回の記事では高圧ガスの定義を中心に説明していきます。こちらの記事を読めば、問題文に記載されているガスが高圧ガスにあてはまるのかを判断することができるようになります。
問題
常用の温度においても温度35度においても、その圧力が1メガパスカル未満である圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)は、高圧ガスでない。
平成28年 問1
解説
高圧ガスの定義は以下の4つです。
<高圧ガスの定義>
- 使用時、または35度の時の圧力が1MPaの圧縮ガス
- 使用時の圧力が0.2MPa、または0.2MPaになる温度が35度以下の液化ガス
- 使用時、または15度の時の圧力が0.2MPaのアセチレンガス
- 液化シアン化水素、液化ブロムメチルなど政令で定めるもの
圧縮ガスは以下の2つの条件のうちどちらかを満たしている場合は高圧ガスとなります。
<圧縮ガスの高圧ガスの条件>
- 使用時の圧力が1MPa以上
- 35度の圧力が1MPa以上
今回の問題文では常用の温度においても35度においても1MPa未満であると記載されていることから、高圧ガスではなく、「正しい」となります。