- 第一種・第二種製造者は製造量によって分類される
- 第二種ガスの製造量を3倍したものが第一種ガスの製造量と考える
- 第一種ガス300m3以上の製造で第一種製造者になる
高圧ガス製造者はその製造量によって第一種・第二種製造者によって分類されます。
第一種・第二種製造者では、各種手続き・届出などが異なるので、事業所が第一種製造者なのか、第二種製造者なのかを理解することが重要です。
今回の記事では第一種製造者と第二種製造者の分類方法を中心に説明していきます。こちらの記事を読めば、第一種製造者と第二種製造者を区別することができるようになります。
【復習】第一種ガス/第二種ガスの違い
第一種ガスは他のガスよりも安全なガスのことを指しており、第一種ガスとして分類されているのは以下のガスです。
<第一種ガスの3つの分類>
- 希ガス
- 空気成分
- その他
第一種ガスと第二種ガスの分類方法については、こちらの記事でより詳しく説明していますので、そちらをご参照ください。
第一種ガスの特徴
第一種ガスは他のガスに比べて安全なガスであるため、それ以外のガスである第二種ガスに比べて3倍の製造量まで許容されています。
そのため、スライドに記載しているように「第一種ガスは第二種ガスの3倍安全である」と暗記するようにしましょう。
第一種製造者と第二種製造者の分類
第一種製造者と第二種製造者の違いは以下のようになっております。
<第一種製造者と第二種製造者の分類>
- 第一種製造者:1日の処理量が第一種ガス300m3、第二種ガス100m3の設備を使用してガスの製造をしようとするもの
- 第二種製造者:上記記載の処理量未満の設備を使用してガスの製造をしようとするもの
第一種ガスは三倍安全だから、第二種ガスの100m3の3倍の300m3以上製造している場合に第一種製造者に分類されるよ!
第一種ガスと第二種ガスを両方製造している場合
第一種ガスと第二種ガスの両方を製造している場合はどう考えたらいいの?
両方製造している場合は、第二種ガスの製造量を3倍した値と第一種ガスの合計が300m3以上の場合は第一種製造者になるよ!
上に記載されているように第一種ガスは第二種ガスに比べて3倍安全であると考えられているため、第二種ガスの製造量を第一種ガスの製造量に置き換える際には3倍にする必要があります。
第一種ガス・第二種ガスを両方製造されている場合は、第一種ガスに全て置き換えて300m3以上になるかどうかで第一種製造者に分類されます。
第一種製造者と第二種製造者の分類方法
以上より、第一種製造者と第二種製造者の分類方法については以下のようになります。
<第一種製造者と第二種製造者の分類方法>
- 第二種ガスを第一種ガスに置き換える (製造量を3倍する)
- 第一種ガスの製造量の合計を確認する
- 第一種ガス製造量で300m3以上の場合は第一種製造者
- 第一種ガス製造量で300m3未満の場合は第二種製造者