- 組立単位は必ず1問出題される
- 圧力は力÷面積で求められる
高圧ガス製造保安責任者乙種化学の試験(以下、高圧ガス乙種化学試験)では、力や圧力を基本単位に変換する問題が必ず第1問で出題されます。
そのため、今回の内容と次の記事の内容を理解すると、15問ある学識の問題の1問は必ず正解することができるようになります。
高圧ガス乙種化学試験では必ずこちらの4種類の単位変換に関する問題が出題されています。
<高圧ガスで必要な単位変換4点>
- 力 [N]
- 圧力 [Pa]
- 仕事 [J]
- 仕事率 [W]
今回の記事では組立単位のうち、仕事率の単位であるワット[W]の単位変換方法について詳しく説明していきます。こちらの記事を読めば、自分でワットの単位変換を行えるようになります。
仕事率(W)
仕事率とは一定時間に行われる仕事量を表すための指標であり、仕事率は以下のように計算されます。
<仕事率の計算方法>
「仕事率」 = 「仕事」÷ 「時間(s)」
仕事率のイメージ
物理での「仕事」は一般的な「仕事」とは異なっているのですが、「仕事率」についてより深く理解してもらうために、実際の仕事に置き換えて考えてみましょう。
社員Aさんと社員Bさんが同じ仕事量をこなしたものの、Aさんは2時間で仕事を終わらせたにも関わらず、Bさんは4時間かけて仕事を終わらせました。
この時仕事率が高いのはAさんとBさんのどちらでしょうか?
AさんとBさんの「仕事」は同じものの、Aさんの方が短時間で終わらせているため、仕事率はAさんの方が高いといえます。
このように仕事率=効率と考えると、以下の式がよりわかりやすくなると思いますので、ぜひ今回紹介した例をあわせて覚えておいてください。
<仕事率の計算方法>
「仕事率」 = 「仕事」÷ 「時間(s)」
仕事率の単位変換
「仕事率」 = 「仕事」÷ 「時間(s)」と計算できるため、以下のように単位変換がされます。
本記事のまとめ
今回の記事では組立単位のうち、仕事率について学習していきました。
<組立単位の変換>
- 仕事率 [W]
[…] 組立単位_仕事率(ワット) […]